なかよしくっく保育園食育コラムNo.12 2009年3月号

豆ご飯 伊藤知子

3月になると春の食材が登場します。

ふき、せり、竹の子、菜の花など、もうご覧になった方も多いでしょう。えんどう豆も春の野菜です。

完熟となる前の未熟な状態の豆や莢(さや)を食用としますので、ビタミンCが豊富に含まれています。

さやえんどう、スナップエンドウのように、莢と豆の両方を食べる場合と、莢から取り出した豆(グリーンピース)を食べる場合があり、ほのかな甘味もあるので、子どもにも人気です。

豆ご飯を作られるでしょうか。

このごろは莢をはずした状態のえんどう豆も売られていますが、莢からはずすと味が落ちてしまいますので、できれば莢の状態で購入したいものです。

そして、是非、お子さんと一緒に莢から豆を取り出す作業を行ってみてください。

まず、1つの莢に豆は何個入っているか数えてみてください。

そして一緒に考えてみてください。

どこから力を加えると莢は簡単に割れるのでしょうか。

しなしなの莢とそうでない莢では、豆の取り出しやすさは違うのでしょうか。

長い莢には豆がたくさん入っているのでしょうか。

同じ莢に入っている豆は同じ大きさですか。

莢は長いのに、豆がちょっとしか入っていなかったり、とても小さな豆が入っているのはどうしてでしょうか(えんどう豆が育つときに大変だったんだね、と答えてあげればいいと思います)。

たくさん豆が入っている莢はどうやったら見分けられるのでしょうか。

豆を莢から取り出す、という至極シンプルな作業ですが、指先を使いながら、いろんなことを考えて、工夫することができます。

そうやって取り出した豆を使った豆ご飯はひときわ美味しいものとなるでしょう。

すごく簡単な豆ご飯のレシピを紹介します。

いつもと同じようにお米をといで、30分ほど吸水させます。

そして、お米1合につき塩小さじ1/2を加えてよく混ぜます。

そこに莢からはずして洗ったえんどう豆をのせて、炊飯器で炊き上げます。

豆の色は少々悪くなりますが、豆の味や香りがお米にうつり、味わい深い豆ご飯が出来上がります。

ちなみに3月8日はさやえんどうの日だそうです。

著者紹介:大阪国際大学人間科学部人間健康科学科准教授


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