なかよしくっく保育園食育コラムNo.7 2008年10月号

再び、こんにゃくゼリー
伊藤知子

子どもが凍らせたこんにゃくゼリーを喉に詰まらせて亡くなるという事故がありました。

今から10年以上前、こんにゃくゼリーを食べた子どもや高齢者に同様の事故があり、その危険性については、ある程度認識されたと思われていたのですが、再び同様の事故が起こっています。

2007年に行われたYAHOO!の意識調査によると、『こんにゃくゼリーをのどに詰まらせるなどの事故が相次いでいます。

あなたは、こんにゃくゼリーを食べたり、食べさせたりする際、注意を払っていますか?』という設問に対して、『注意を払っている』29%、『注意を払っていない』56%という回答でした。

危険性について認識されていたとしても、行動に反映されない限り、このような事故をなくすことはできません。

事故をおこさないようにするためにも、今回はこんにゃくゼリーが他のゼリーとどのように違うか、改めて考えてみたいと思います。

まず、ご家庭でゼリーを手作りするときに、どのような材料を使うか思い出してみてください。

市販のゼリーの素を使う方もおられるでしょうし、ゼラチン、また寒天を使うという方もおられるでしょう。

ゼラチンや寒天を使って固める、というのが一般的な作り方です。

ゼラチンで作ったゼリーは、人間の体温でとろけて液体状になります。

寒天で作ったゼリーは、舌で押したりして力を加えると崩れます。

体の中でゼリーが壊れて小さくなるわけです。

しかし、こんにゃくで固めたゼリーは、体温で液体状になったり、舌で押したりしても弾力性が強いためにその形状はほとんど変化しません。

つまり噛む力が弱い幼児や高齢者の場合、喉に詰まってしまう可能性が高いわけです。

またミニカップゼリーは直接、容器から口に吸い込むように食べることが多いのですが、こんにゃくゼリーは力を入れて吸い出さないと、容器からゼリーが出てきません。

そのため、渾身の力を込めてゼリーを吸い出し、勢い余って飲み込んでしまって、事故につながっていると考えられています。

どうぞご注意ください。

著者紹介:大阪国際大学人間科学部人間健康科学科准教授

 


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