なかよしくっく保育園食育コラムNo.3 2008年6月号

鰹節の威力 伊藤知子

先日(6月6日)のクッキングでは青じそ、卵、ゆかりを利用した3色おにぎりを子供達が自分で作りました。

また、昆布と鰹節でだしを取っておすましも作ってみました。

まず、昆布を水につけて昆布水を作り、それを軽く加熱して子供達に試飲してもらいました。

反応は「おいしい・・・」程度。次に沸騰させて鰹節をたっぷり入れ、鰹節がユラユラするところも見てもらい、もう一度試飲をしてもらいました。

今度は「おかわり!」とばかりにゴクゴク。

昆布のうま味と鰹節のうま味は相乗効果があるので、鰹節でだしをとった後の方が当然美味しいのですが、子供達の正直な反応にはこちらもびっくりでした。

普段の給食でも、きちんと鰹節からとっただしを用いて調理を行っていますが、目の前で作ったもの、というのはまた格別なのかもしれません。

鰹節には様々な効用があります。

まず、鰹節だしの香りをうまく利用することで、塩分を減らして健康にもいい、そしておいしい料理を作ることができます。

さらに鰹節のうま味は、料理を食べたときだけではなく、続いて食べる料理のうま味を強める働きをします。

食事のときに、まずは汁物を一口、というのは食事中に展開する味覚にもプラスの影響を及ぼします。

また、鰹節、あるいは鰹節だしは滋養強壮効果、疲労回復効果があるといわれています。

鰹節だしを継続して摂取することにより、気分感情状態が良好になること、また、疲労感、目の疲れが改善することが確認されています。

単純作業をくりかえすときの疲労感も違うそうです。

また、慢性的肉体疲労、眼精疲労、精神疲労、ストレスなどの改善、回復効果、降圧作用があることも分かってきました。できれば日々の食生活に取り入れていくのがベスト。

また、お子さんと一緒に鰹節でだしを取って、お料理をしてみてください。

著者紹介:大阪国際大学人間科学部人間健康科学科准教授

 


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