なかよしくっく保育園食育コラムNo.12 2009年3月号
豆ご飯 伊藤知子
3月になると春の食材が登場します。
ふき、せり、竹の子、菜の花など、もうご覧になった方も多いでしょう。えんどう豆も春の野菜です。
完熟となる前の未熟な状態の豆や莢(さや)を食用としますので、ビタミンCが豊富に含まれています。
さやえんどう、スナップエンドウのように、莢と豆の両方を食べる場合と、莢から取り出した豆(グリーンピース)を食べる場合があり、ほのかな甘味もあるので、子どもにも人気です。
豆ご飯を作られるでしょうか。
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なかよしくっく保育園食育コラムNo.11 2009年2月号
畑の肉、大豆 伊藤知子
節分には豆まきをされたでしょうか。
大阪では炒った大豆をまくことが多いようですが、東日本では落花生をまくことが多いそうです。
さて、この大豆ですが、肉や魚などにつぐ良質のタンパク質供給源といえます。
タンパク質を含む食品は多々ありますが、実はタンパク質の質には差があります。
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なかよしくっく保育園食育コラムNo.10 2009年1月号
もてなす心
伊藤知子
お母さんの分も持って帰ってあげたい。
月に1回のクッキングも、回を重ねるごとに作業を覚え、材料の名前を覚え、料理の手順を覚え、と子ども達の成長がよく分かります。
そんな中で、冒頭のような嬉しい言葉を聞くことができました。
平成17年に制定された食育基本法では、心身の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼすものであるので、子どもたちに食育が必要であるとうたっています。
食育とは、栄養面や安全性に関する知識を身につけることだけが目的ではなく、豊かな人間性をはぐくむためにも重要なものなのです。
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なかよしくっく保育園食育コラムNo.9 2008年12月号
お正月料理
伊藤知子
年末年始になるとクリスマス、そしてお正月といった行事が続きます。
かつてお正月は、暮れのうちから家族で準備をはじめて、改まった思いで迎えるものでした。
そのような中で、おせち料理の由来を親から伝えられたり、作り方を教えてもらったりしたことが様々な思い出となり、人生のいろどりとなっている方も多いと思います。
お正月には正月ならではの料理、お雑煮やおせち料理が登場します。
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なかよしくっく保育園食育コラムNo.8 2008年10月号
かぼちゃの季節
伊藤知子
かぼちゃは、メキシコ原産の植物で、16世紀の終わりごろにカンボジアを経由して日本に伝えられました。
そのため、「カンボジアのウリ」という意味で、かぼちゃと呼ばれるようになりました。
現在市販されているのは、黒皮栗かぼちゃがほとんどですが、ハロウィンでランタンを作るのに使われるオレンジ色の赤皮栗かぼちゃ、ターバンや鹿ヶ谷かぼちゃなどユニークな形のもの、また茹でると糸状になってしまうそうめんかぼちゃなど、様々な色と形のものがあります。
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